京都市東山区にお住まいのN様から、
「玄関の壁がポロポロと取れてきていて、年々気になってきたんです」
というお声をいただきました。
現地を拝見すると、外壁には細かなひび割れがあり、
そこから雨水が長年にわたって少しずつ染み込んでいたようでした。
気づかぬうちに進行していた雨漏れが、室内の壁にも影響を与えていたのです。
原因をしっかり突き止めるため、散水による水かけ調査を行いました。
- 外壁のひびに水をかけて、玄関内壁に湿りが出るかどうかをチェック
- 長年かけて少しずつ水が浸透していたことを確認できました
一見大丈夫に見えても、こうした“じわじわ型”の雨漏れは見逃せません。
- 外壁のクラック補修:
→ 樹脂セメント系の補修材を充填し、必要箇所にはコーキング処理も行いました
- 外壁の塗装は今回は行わず、応急的に必要最小限の防水処置をしました
- 玄関内壁は:
→ ポロポロと剥がれていたところだけを丁寧に撤去し、下地を補修
→ それ以外の部分は既存を活かし、クロスが貼れるよう下地を調整しました
- クロスは和風の白系を選び、空間が明るくやさしい雰囲気に
- 天井裏の点検や電気配線の整理もこの機会に対応
- ベランダも安心してお使いいただけるよう:
→ ポリカ波板を張替え
→ 傷んだ下地材を一部交換し、鉄骨材は塗装でしっかり保護
→ 床板は、元々が木材で、割れたり劣化が進んでいて危険だったため、新しいものに取り替えました
- 建具(襖)も、現場に合わせて一から製作した新しいフラッシュ戸に交換
- お住まいのお部屋の不用品処分もお手伝いさせていただきました。